英国:ベビーシッター&チャイルド・マインダー&オ・ペアとは

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この記事では、英国で教育をするにあたって、知っておきたいサービスの名前の定義をご紹介します。

チャイルド・マインダー Child Minder とは

政府の定めた資格を所持している者が、数人を預かり(定員人数はチャイルド・マインダーの活動を行う場所の広さやチャイルド・マインダーの人数によると思われる)、審査を通り、保育許可を取っている自宅や施設を利用し保育を行う。

早朝から夕方まで預かることもあり、就学児を預かっている場合は、早朝と夕方の育児を担当し、学校の時間には就学児の送り迎えをしてくれるところもある。

探すときは、近所の人の口コミなどから知り合うことももちろん可能だが、市(Councilカウンシル)によってはカウンシルの公式サイトの「教育」の項目などに掲載リストを設け、そこから探すこともできる。

<<<具体例は別記事『チャイルド・マインダーを探す』から>>>

ベビーシッター Baby Sitter とは

UnsplashのTanaphong Toochindaが撮影した写真

特に資格を定めているものではない。生業としてシッター業を行っている人もいれば、学生などが空き時間に頼まれてすることもある。かつては学校終わりからの夜までの数時間や、親の都合(例えば冠婚葬祭出席の間など)の時間など、短時間のものが多かったが、現在は時間も含め、少しずつベビーシッターと言う職業の基準も変化しつつある様子。

探すときは、カウンシル(市)が提供していれば、カウンシルのサイトの掲載リストから探すこともできるし、チャイルド・マインダーと同じく、親同士の口コミで探すこともできる。

前述の通り、特に資格等は必要ではないが、新型コロナ流行(ロックダウン)以降に、在宅業務も増えたことや、保育・育児を任された祖父母への負担を減らす目的でも需要が増えたと推測されるが、DBSや応急処置などの資格その他チャイルド・ケアに関わる資格を有している方が、親から見た安心感や信頼感があるためか、有資格者が増えている様子。

寺子屋UK
寺子屋UK

知り合いには、朝夕の送り迎えのみベビーシッターを頼んでいた人もいました。学生さんなどのバイト感覚でする人が多いみたいですが、短時間から雇えるシッターさんがいると、親の立場としても心強いですね!

私は学生時代に、知り合いのご夫妻が「結婚記念日」でディナーに行くということで、2人のお子さんを夕食後から少し遊んで寝かしつけ、そしてご帰宅までみておくシッターのバイトをしたことがあります。

<<学校でボランティア活動に参加するときなどに求められるDBSについては後日別記事で>>

オ・ペア Au Pair とは

英国政府のサイトの定義のまとめ(*)

働く対象である家族と一緒に暮らしている者ではあるが、被雇用者や従業員、使用人…などとは選別されにくい。最低賃金や有休などを受ける権利はない。「家族の一員」のような形で家族に属するため、給与というよりは「おこずかい」感覚で、少なくとも週90ポンドの支払いを受けることが多い。

オ・ペアは無料求人サイトなどで個人募集されている人を見ることがある。

<<<具体例は別記事『オ・ペアを探す』から>>>

*【参考】GOV.UK (英語)「Employing someone to work in your home」記事より

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